だれの手にも落ちることなく、その頭脳と体躯を肥大化したブラック・モンスター。すべてを見透かしたスーパークレバーな個体に対峙するとき、他とは決定的に違うクリムゾンの技巧・スペック群が、圧倒的アドバンテージをアングラーにもたらす。
FOAM-CRIMSON
“躍動-YAKUDOU-”CONCEPT クリムゾン・オリジナル・ボディー成形技術によって、ソルトウォーターの獰猛なフィッシュ・イーターにも耐えうる、ストロングかつタフネスな硬質発泡ウレタン樹脂マテリアルを実現しました。内部にまでずっしりと身の詰まったボディーは、空疎なプラスティック製とは明らかに異なる重量感・質感を併せ持っています。それはヌメリとしたトルクフルな水押し感を発揮し、クリムゾン・ハンドメイド・ルアーが一回り大きな個体を引き当てるもっとも重要な要素となっています。まさに水中に入れれば、今にも自発的に動き出しそうな、唯一無二の「生命感」「躍動感」をたたえています。
「CRIMSON SUPER SOFT PVC」テール
一定以上の破損強度を保持しながら、従来のエラストマー製では出しきれない柔らかくしなやかな曲りを併せ持ち、左右からのわずかな水流に対してしなやかな曲がり見せます。S字のルアーの動きに合わせて、水を受けては柔らかく曲がり受け流す一連の動作によって、これまでの2分割ビッグベイトの機械的で単調な動きを払拭し、極めてナチュラルな動き・泳ぎを実現しています。
BLADE EDGE BACK DESIGN
背中ラインを、大胆に鋭角を際立たせた独特のデザイン。徹底したスリム化を図るとともに、鋭いジャークなどのテクニカルなメソッドでは、背中のエッジが水を切り裂いて前進するため、抵抗を受けることなく鋭く俊敏にアクションし、驚くほど軽快にルアーを操作することを可能としました。
DSP(ディメンショナル“魚鱗”ペイント)
“鱗-RIN-”CONCEPT これまでビッグベイトには求められなかった「リアリティー」の概念を、特殊かつ高度なペインティング技巧によって封入。ウロコ1枚1枚にグラデーション・ペイントをほどこし、影となる付け根部を黒く、先端部へ向けシルバーが明るくなるようペイントしています。ボディー全体を見れば、無数のウロコ群が折り重なり脈打つかのような、まさに生命感にあふれたライブベイトそのものを再現しています。驚異的なほど視覚を発達させたブラック・モンスターを仕留めるための、クリムゾンの執念が生み出す極みの技巧となっています。
フェイス・スカルプチャー&アルミニウム・フェイス
突出した下あご、小さい目、広い頬などハスの顔の特徴を、「リアリズム」のフィルターを通して、熟練の3Dハンドカービングの技巧によって映し込んでいます。特に突出した下あごは、水をしっかりとつかんで、上下のブレのない一定レンジのトレースを容易にします。またその荒々しい彫刻の起伏に合わせて、丹念にアルミシートを貼り合わせことによってできる金属特有の陰影が、独特の生命感を生み出しています。水中ではアクションに応じてフェイス部がギラリと光るフラッシング効果で、それが本物の魚であることを一瞬にして認識させます。金属質の重厚感が「KEEN EDGED the SORD MODELLO」の趣向を一層高めています。
x3HOOK SYSTEM
規格外の全長のあるビッグベイトでは、フッキング率に課題であるのも事実でした。しかし、3カ所にトリプルフックを装着することによりその課題を払拭し、驚異的なまでにフックアップ率を高めています。最後尾に装着したフックは、テールをついばむような浅いバイトも逃さず捕らえ、貴重なビッグベイトへのバイトを逃さない、クリムゾンの執念を感じせるフッキング・システムとなっています。
x2 LAYERED HYBRID COATING
みずみずしいまでの輝きを放つ上層コーティングには、衝撃を吸収する柔軟性にも優れたウレタン・マテリアルを採用。下層には最後までウロコ塗装とボディーを守る高硬度を誇るウレタン・マテリアルを採用しています。特性の異なる2種類のコーティング・マテリアルをそれぞれ何層にも重ねるクリムゾン・オリジナル技術によって、造形美とルアーとしての機能を頑強に守っています。
巨大ボディーでありながら、一切の鈍重な操作感を与えない、スリム・シェイプと背中のブレイド・エッジ・デザインによって、テクニカルなメソッドにも驚異のレスポンスを発揮。その動きは、本物のハスの鋭く俊敏な動きにかぎりなく近く、思わずブラック・モンスターに口を使わせてしまう。
ミディアム・リトリーブ
標準的な使用方法で、ややラインをたるませた状態で、ルアーがS字の軌道を描いて泳ぐ速度を保ってリトリーブします。大きく蛇行するエスケープを演出するアクションは、そのボディーサイズとあいまって、広範囲に捕食モードにあるバスにアピールして、丁寧に取りこぼしなくサーチすることが可能です。
ファスト・リトリーブ
やや早めのリトリーブで細かなS字ピッチを描かせることによって、逃げ惑うパニック状態のベイトを演出することが可能です。口を使うか迷っているような状態の場合、徐々にリトリーブ・スピードを速めてS字ピッチを上げていくことで、バスの「逃がさない」という気持ちをあおり、バイトに持ち込むことが期待できます。
ジャーキング
ストラクチャー際などで、任意の方向に鋭くロッドをあおることによって、予測不能なフラッタリングを発生させ、リアクション・バイトさせることが可能です。その巨大サイズ・ボディーからは考えられない180°に近いダイナミックなターンは、ハスの俊敏な動きを連想させ、鮮烈な動きのインパクトを与えます。
ボトムステイ・アンド・ジャーキング
ボトムでは後部ボディー~テールをやや上げた状態でステイするため、ボトムをついばむ無警戒のベイトを演出することが可能です。バスが近づきロックオンしたところで上方にロッドをあおることによって、予測不能でダイナミックなフラッタリングを発生させ、リアクション・バイトを誘発します。