それを目にすれば、覆い固めた理性の皮を剥ぎ、コアに眠らせた本能を暴き出す、『破壊』の“the SORD”。すべてを知り尽くした狡猾なブラック・モンスターを仕留めるためだけにその能力が与えられた。これこそブルーギル・フォルム、ヒュージ・スケール・ビッグベイトのまぎれもない先駆であり、コンプリート・モデルである。
ブラックバスのいるほぼすべての水域に共棲し、それ自体餌であり、またネストやテリトリーを脅かす天敵ともなりうるブルーギル。
BIWAKOでは最大25.0cmクラスにまで巨大化する。
モンスター・クラスのバスともなれば、ビッグサイズのブルーギルこそ、格好の大型ベイトとして、また手強い侵入者として、敵愾心むき出しで襲いかかる。
その理性を破壊し、捕食本能・闘争本能を呼び覚まし仕留めるのが、ヒュージ・スケール、ブルーギル・シェイプの「キング・デストロイ215KDT」。
このサイズ、そしてこのシェイプだけで、彼らは怒り狂い、われを忘れてぶっ飛んでくる。
動くことのない頭部フロント・ボディーと、躍動感あふれる後部多連結ボディーの波動で、無警戒に悠然と泳ぐビッグサイズ・ブルーギルの泳ぎを再現。
この泳ぎを可能にしたのが、キック・ドライブ・テール。
ハード・ベイトでありながら、極めてナチュラルで流れるような泳ぎを手に入れた。
フロント・ボディーが描くその軌道は、極めてまっすぐな直線であり、警戒心の強いモンスターに特に効果的なI字系のながれを汲んでいる。
巨大ブルーギル・シェイプ・ルアーの先駆であるとともに、多連結による生々しい泳ぎのリアリティーを手にした今、究極のコンプリート・モデルといえる。
老獪で狡猾なブラック・モンスターを、狙って獲る能力を備えた、数少ないルアーの1つといえよう。