すべてを知り尽くした現在を生きるブラック・モンスターに対峙するとき、その攻略難度は、もはやMAXの域にまで達している。
彼らは生まれた時から、頬をかすめるようなルアーの猛攻にさらされてきた。警戒心を研ぎ、ルアーを見極める能力を発達させることによって、だれの手に落ちることなく、ここまで生きのびることができたのだ。
唯一、彼らを仕留める手段とは、これまでのルアーと“異なる何か”を手にすることだ。
“異なる何か”…そう疑いようのない「本物のリアリティー」を見せつけてやるのだ。
これまでの飽くことのないリアリズムの探求のすえ、創造のスキルとセンスはそのベースを揺るぎないものにした。
顔の彫刻は、一層鬼気迫る荒々しさを増し、魚が呼吸する様の一瞬を、そのブランクに映している。
発泡樹脂製ボディーは、全身に身が詰まりずっしりとした確かな重量感を持ち、それはそのままぬめりとしたトルクフルな水押し感を発揮する。鬼なるハンド・カービングをそのままに、細部にまで忠実に再現する。
ディメンショナル“魚鱗”ペインティングは、ウロコ一枚一枚の輪郭を際立たせ立体感を与えるようその進化に手が加えられ、生々しい魚体をよりリアルに描くことを可能とした。
さらなる高みをめざして、技巧とセンスは研ぎ澄まされる。
だれも追いつけない熟練の技巧は、すべてを凌駕するパフォーマンスを閉じ込め、リアリティーという鎧のスペックでその身を纏う。
それは現代の生産技術・生産形態からすれば真逆に位置し、どこまでも非効率的で、非生産的かもしれない。
しかしそこには、量産ルアーにはない“なにか”がたしかに存在する。
クリムゾン・ルアーは、これまでの釣果・これまでのルアーに満足できない釣り人、“異なる何か”を必要とする釣り人のために、一本一本丹精込めてつくられる。
他とは決定的に“異なる何か”は、釣り人自身の釣りを別次元へと導き、釣果は必然的にそれまでのものを凌駕するものとなる。
ブラック・モンスター・ハンティングに、リアリティーの鎧で全身を纏うフル・ハンドメイド・カスタム・ルアーで迫る。
まさに今、極みのZERO地点に立ったのだ。
掲載されるルアーは、現在制作中のプロト・モデルであり、開発・テスト等の状況によって、販売開始時期が異なることがあります。